2025年度に発生した「調剤薬局」の倒産は30件にのぼり、前年の29件を上回り、2年連続で最多を更新した。このうち8割超が資本金1000万円未満の小規模な調剤薬局で占められている。
倒産の主な原因は、毎年の薬価改定による単価の下落や、調剤機能を備えたドラッグストアの進出が脅威となっていることにある。また、近隣の病院やクリニックの閉院も影響を与えている。
株式会社帝国データバンクによると、2024年度の調剤薬局業約120社の損益動向では、増益となった企業は36.8%にとどまり、業績悪化の割合は6割を占めている。これにより、中小の門前薬局では薬剤師の確保が困難になっている。
「病院の前という好立地」と「薬剤師免許」があれば開業でき、処方箋をもらった患者を誘客することで成立していたが、競争が激化する中、薬の提供以外の付加価値を提供できない中小調剤薬局の淘汰が今後さらに進むとみられる。
具体的には、クローバー薬局が大手ドラッグストアの新規出店による競合激化で破産した事例がある。2026年度からは特定の医療機関に依存する門前薬局の調剤基本料が減額されることが決まっており、さらなる影響が懸念されている。
調剤薬局の倒産は毎年増加しており、今後の業界の動向が注目される。詳細は未確認のままである。
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