東京都新宿区内の飲食店で、20歳代の男性従業員9人が麻疹に感染していることが判明しました。この集団感染は、今年に入ってからの感染報告の一部であり、東京都内での麻疹の感染拡大が懸念されています。
今年に入って、東京都では計34件の麻疹感染が報告されており、これは昨年1年間の感染者数と同数に達しています。特に新宿区内の飲食店での集団感染は、感染の急速な広がりを示しています。
全国の医療機関からの報告によると、麻疹の患者数は17人で、1月からの累計は100人に達しました。昨年の感染者は主に海外渡航歴のある人々でしたが、今年は渡航歴のない人も含めて急速に増加しています。
麻疹は感染力が非常に強く、免疫を持たない人が感染者に接触するとほぼ感染する可能性があります。感染後、約10~12日間の潜伏期間を経て、38度程度の発熱と風邪の症状が2~4日続き、その後39度以上の高熱と発疹が現れます。
合併症として肺炎や脳炎が重症化することがあり、最悪の場合、死亡することもあります。このため、麻疹の感染拡大は公衆衛生上の重大な懸念事項となっています。
都の担当者は、「昨年の感染者は海外渡航歴のある人が中心だったが、今年は渡航歴のない人も含めて急速に増加が続いている」と述べています。また、「不安のある人は抗体検査もできる。医療機関に連絡して相談し、検査やワクチン接種を進めてほしい」と呼びかけています。
麻疹はワクチン接種によって95%程度の人が免疫を獲得できるとされており、予防接種の重要性が再認識されています。今後の感染拡大を防ぐためには、早期の対応が求められています。
詳細はまだ確認されていませんが、東京都では引き続き感染状況を注視し、必要な対策を講じていく方針です。
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