「(男の母親に)責任を負わせるべきです。」これは、福岡市の大型商業施設で2020年8月28日に発生した女性刺殺事件の被害者、吉松弥里さんの母親の言葉です。この事件では、21歳の吉松さんが15歳の元少年に刺殺されました。
元少年は、事件の2日前に少年院を仮退院したばかりで、過去に他の児童や教師に対して暴力を振るっていたことが明らかになっています。事件の最大の争点は、元少年の母親の監督義務違反があったかどうかです。
吉松さんの母親は、「親としての義務を果たさなかったことで殺人事件につながった。」と述べ、元少年の母親にも責任があると主張しています。遺族は元少年とその母親に約7800万円の損害賠償を求めて提訴しました。
1審判決では、元少年に約5400万円の賠償が命じられましたが、母親への請求は棄却されました。しかし、福岡高裁はその後、母親にも賠償金の支払いを命じました。
吉松さんの母親は、「よかった。力が本当に抜けた。(母親に)自分の息子がやった殺人事件についても向き合ってもらいたい。」と語り、事件から5年半が経過してもフラッシュバックに苦しんでいることを明かしました。
元少年は、幼少期に身体的・性的虐待を受けて育ち、少年院に入退院を繰り返していた背景があります。遺族は、母親が元少年の身元引き受けを拒否したことが事件に影響したと主張しています。
福岡高裁は、母親が元少年の監督義務を怠ったと判断し、事件の責任の所在は当時15歳だった男だけではないと指摘しました。詳細は未確認のままです。
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